家を買う際に住宅と土地以外にかかる費用

家を購入するか検討されている方で、物件価格や土地価格だけを見て検討されている方がいるのではないでしょうか?実際に広告やサイトに載っている価格は「物件」と「土地」のものだけです。物件の価格だけを見て計画を立てていると契約時に思っている以上に支払額が増えてしまい、計画が狂う可能性があります。それではせっかくの夢のマイホームを買ったにもかかわらず、後々自分の首を絞めてしまうので全体費用と月々の支払が実際にいくらになるのかをきちんと把握して家の購入検討を進めましょう。

家の購入にかかる本当の価格

  1. 売買契約を結ぶ
  2. 住宅ローンを組む
  3. 家の維持費

売買契約を結ぶ際にかかる費用

  • 仲介手数料・・・中古物件や一部の新築戸建てで仲介会社に支払う手数料
  • 不動産所得税・・・不動産を取得した際に一度だけ支払う税金
  • 司法書士報酬・・・所有権の保存登記を司法書士に代行してもらうための報酬
  • 登録免許税・・・登記手続きの際に国へ支払う税金
  • 土地家屋調査士報酬・・・司法書士事務所の土地家屋調査士に支払う報酬
  • 印紙税・・・売買契約書に貼る印紙で価格は物件の契約価格による

新築マンションで物件価格の3~5%、それ以外の中古マンション、戸建て、新築戸建てで6~15%が一般的です。

住宅ローンを組み際にかかる費用

  • 融資手数料・・・融資してもらう銀行に支払う手数料
  • 保証料・・・融資してもらう銀行に支払う手数料
  • 司法書士報酬・・・抵当権の設定登記を司法書士に代行してもらうための報酬
  • 登録免許税・・・登記手続きの際に国へ支払う税金
  • 印紙税・・・住宅ローン契約書に貼る印紙で借入金額による

こちらも新築マンションで物件価格の3~5%、それ以外の中古マンション、戸建て、新築戸建てで6~15%が一般的です。

家を維持する際にかかる費用

  • 固定資産税・・・その固定資産の所在する市町村が課税する税金
  • 都市計画税・・・都市計画区域内の土地・建物に、市町村が条例で課すことのできる税金
  • 管理費・・・ 集合住宅や当該マンション・ビル等の建物の維持管理に充当される費用
  • 修繕積立金・・・集合住宅や当該マンション・ビル等の建物の共用部分を維持・修繕するために定期的に行われる「大規模修繕」などに必要な資金

マンションであればローンの返済額に加えて月平均3万~5万円程度がかかることが一般的です。

まとめ

賃貸であればこのような費用はかからないものがほとんどですが、戸建てやマンションを購入するとなると、その物件と土地だけでなく、これらの別途費用が発生します。なので、「月々の家賃を支払い続けるより、家を買うほうが安い・お得」とは言い切れないと思います。冒頭でも言いましたが物件の価格だけを見て計画を立てていると契約時に思っている以上に支払額が増えてしまい、計画が狂う可能性があります。物件の価格とプラスαを想定して計画したほうが良いでしょう。